やっぱビジョン、これ大事だよね、それは切磋琢磨しながら築き上げていくものだけれど。

今週末の予定。

2008年6月7日(土) 
・13:00〜 秋吉台国際芸術村 レジデンスフェロー_01「チャールズ・リム;忘れたんじゃない、むしろ口にしないようにしてるんだ」の展示を観る。
・14:00〜 「世界のCMフェスティバル 2008 in YAMAGUCHI」を観る。
・上記イベント終了後、「meets the artist 2008 パフォーマンスを作るパフォーマンスワークショップ」へ合流。
・18:30〜 「フーコ−読書会」へ参加。
・帰宅。
         
2008年6月8日(日) 
・10:00〜16:00 「YCAM-meets the artist 2008 パフォーマンスを作るパフォーマンスワークショップ」へ。 
・正午から県庁前のルパパン2階で、季刊誌の第1回協力スタッフミーティングへの参加。
・ミーティングが終わり次第、WSへ戻る、と。

こんな感じですか。

7日の芸術村のアーティストトークに参加もしたいのだが、YCAMのCMフェスティバルの誘惑の方が僕には強く感じる。

秋吉台国際芸術村とYCAMの違いというのは、山口に来てからこの1年間ずっと関心があった。
一個人としての意見では、
両者の間で一番の差異と考えているのは、
何がしたいのかがわかるかわからないか、
また、
そのしたいことの為に何をしているのかがはっきりしているかしていないか、
ではないかと思っている。

そこには、
いわゆる「現在」を如何に捉えるかが大きく関係してくる。
例えば、現代芸術が今どのような方向や進んでいるのか、またはどのようにしていきたいのか。
そしてどのように社会と関係を持っていくのか。

YCAMにおいては、そのビジョンが見えてくる。
例えば、いわゆる「なめらかさ」(by 鈴木健)を志向している感覚。
いわゆる内外の対立、「0」「1」の差異を緩やかに繋いでいくことがプログラムの設計の上に考えられていることを感じる。

この志向性は、地方での実験を都市部でも実験よりも有利なものにしているのではないか。
「地方の有利性の可能性」と「世界的な現在性」の2つを満たしている。