2009-01-01から1年間の記事一覧
90年代の「だめ連」からゼロ年代の「素人の乱」への流れ。 これは都市部におけるオルタナティブの抽象的なあり方から具体的なあり方へ流れともいえるものだと思います。90年代に提示できなかったオルタナティブを提示することのできたゼロ年代。その意味…
生き方としての「非モテ」、つまり、モテようとすることからおりる生き方自体は、もう普通に市民権を得つつあって(もちろんそれは都市部の中の一部での状況であろうけれども)、でもその生き方を貫くとモテたりして、確かに「非モテ」をアイデンティティと…
12月20日の20時から、沈没ハウスにてネット生放送を行います。テーマは「ヤンキー文化とスピリチュアル」。ヤンキー文化とストリートの思想の類似性と相違点とか。 ネオリベ・スピリチュアルとヒッピー・スピリチュアルの差異とか。 そんな感じのことをしゃ…
日本的想像力→ポストモダン状況の徹底した想像力。その先進性を考えること。 10年代→新しい「政治性」の設定、関連付けを考えていくこと。「ネオテニー化」という成熟。システムと実存の切り分け、政治と文学の切り分け。現在批評にはアーキテクチャ派とコ…
僕も参加していた講談社BOXの「ゼロアカ道場」。ゼロ年代におけるフラットなゲームボード上のバトルロワイヤル状態の表象としてみることもできるこの「ゼロアカ道場」ですが、結果として生き残るためのサヴァイバルの側面が強すぎたのではないでしょうか、と…
はてなダイアリーとかで「非モテ」について語るとそれまでの論争史を押さえていないと何もいえないような風潮もあるようですが、そのある意味、権威的かつエリート主義的な思考とは別に「非モテ」の回路を生産することも可能かと思われるので、ここに綴って…
僕も寄稿させていただきました。 よろしかったらどうぞ。。下記、転載。 このたび、文芸空間社では、メルマガ『新大学』を配信することになりました! 批評誌『新文学』の兄弟誌にあたるメールマガジンです メルマガ『新大学01』は、一部250円になります・文…
この公開座談会にも参加します。 ネットで生放送もするので、こちらものぞいてみてください。 はてなダイアリーを代表するといっても過言でないような論客がいらっしゃるようで、今から少し緊張してます。。下記、文芸空間社のHPからの転載。11月14日…
さて、非モテイベントの期日が近づいてきました。 ネットで生放送もするので遠くにいる方も観ていただけるとうれしいです。 もちろん、来場もお待ちしております! 「メディアールTV公開生放送第三弾」 「秋の秋刀魚と私と非モテ」〜生きづらさの対処法と…
反近代とは汎合理主義的な発想に対するアンチとして打ち出されるものだ。合理を追求すると結果的には非合理に出会うこととなる。よってその合理を手放す、と。しかし、合理といってもその基準は多様なはずだ。合理には複数の価値基準がありえる。何らかの結…
11月1日(日曜)の20:00〜22:00放送予定の「非モテ」をテーマにしたトークショーにゲストとして参加させていただきます。この「非モテ」という概念、僕はそれを「リア充」的価値観に対するカウンターカルチャーとして捉えることが可能なのではないか、とい…
「リア充」的価値観に対するカウンターとしての「非モテ」文化。漫画、アニメ、ゲーム、ライトノベルなどのコンテンツを愛すること。これらはモテない趣味であり、その趣味をカミングアウトすることにはすがすがしさを感じる。これは少し「ヤマンバギャル」…
最近の批評界の動向をぼんやりと眺めていて思うことがあります。それは、『思想地図』の東浩紀さんの「今後、批評では、表象文化論的な作家論、作品論は主流になりえない。社会学的な知や工学的な知とも交雑したハイブリッドなものになるほかなく、それは同…
濱野智史氏の「自己組織化は設計可能か──スティグマジーの可能性」(http://tenplusone.inax.co.jp/monthly/2009/09/post.php)を興味深く読みました。濱野氏の関心の焦点を、神学者ラインホールド・ニーバーの有名な言葉をもじって、「変えることのできなか…
10月6日に早稲田「あかね」にてイベントをやります。 僕もスタッフで入っています。 よろしくです。下記転載。世界の現実に応答せよ! 演劇批評家、鴻英良(おおとりひでなが)が答える。必要なのは革命か芸術家か?カレーを食べながら考えよう。世界50…
筑摩書房「PR誌ちくま」の宮台真司氏と森岡正博氏の対談が興味深かったので、そのメモを。http://www.chikumashobo.co.jp/blog/pr_chikuma/entry/277/ 「オピニオン・リーダー」の概念で有名な社会心理学者ポール・ラザースフェルドが、一九五〇年代に「コミ…
書いておかないと忘れそうなので、 ここに書いておこう。下記転載。「コンテンツ産業のプラットフォーム構造と超多様性市場(仮題)」 講師:出口弘 東京工業大学教授参考文献:『コンテンツ産業論:混淆と伝播の日本型モデル』(東京大学出版会)「ジャパニ…
小熊英二の『1968』。資料の選び方、使用の仕方、そして結論に至るまで、左派系界隈からの評判がすこぶるいくない。しかし、しっかりとした応答を形として出していってほしいと思う。当事者だからこそ沈黙してしまうのであえば、それは少し見えざる他者…
夏も終わりましたね。あまり更新しないのもあれなので、 下記、今日、Twitterでつぶやいた内容をまとめてみました。。10年代という時代が、ゲームボード上のバトルロワイヤルっていう時代感覚って、いまいちちょっとピンとこない。「他」なる者同士のコミ…
ここで、評論(主に作品紹介)と座談会(少し)に参加させていただいております。 来週火曜日以降、僕の手元にも販売用のものが10部ほどくる予定なので、僕から直接の購入も可能です。下記、転載。。『新文学02 ゼロ年代の六十八選――二十一世紀文学史へ』…
地方の旧家の一族から広がっていくイメージ。この家族という存在。作品のクライマックスシーンで、所属する巨大な仮想世界のコミュニティ(つまりOZシステム)にまで拡張させているようにみることもできる。そのOZというシステムに利用する、アカウントを持…
今回、ここで評論と座談会に参加させていただいてます。 夏コミには僕も行くと思うので、色々よろしくお願いします。 下記、転載。 - 『新文学02』は夏コミ三日目、2009年8月16日(日)より発売開始いたします。場所は、東地区 "L" ブロック 27a「黒…
戯曲「あちこちから出没する〈普通〉を巡る闘争。」 作:中川康雄登場人物動く人 一名 動かなくなる人 十数名【プロローグ】十数人が舞台の上をぶつぶつと何事かをつぶやきながら、徘徊している。始めはまるで聞き取れないが、次第に聞き取れるようになって…
先週、第一回目が放映された「化物語」。作品自体ももちろん高く評価できるものですが、 このテーマソング「君の知らない物語」が、イイ!やっぱりその作品が好きになるかどうかってop or edの良し悪しって影響するよなーと実感します。僕のゼロ年代後期のイ…
今夜はこのイベントに行きます。 下記転載。 - 各巻ロングセラー記念 !! 『日本の特別地域 東京都足立区&杉並区』「こんなに売れるとは思わなかった !? ……」(取次の声) 第一巻『東京都足立区』(昼間たかし 編著)以来、 各地域の書店・コンビニなどで 売…
何だか日常がまったりしてきたので、 色々始めます。僕が昔、劇団「大ピエール峠」という団体の脚本・演出をしていたので、ユニット名は創作ユニット「大ピエール峠 セカンドエディション」にしようかなぁ。 まぁ、ユニット名については参加される方々と会議…
昨日は、大澤真幸さんと東浩紀さんの「動物化の時代と不可能性の時代」というタイトルの対談式の講義を聴きにいき、その直後、「エヴァ破」を観て、紀伊国屋で読みたかった新書を買い、某ファストフード店の無料クーポン券を貰っていたのでそれを使用して、…
前クールのアニメでは、「東のエデン」と「けいおん!」がツートップといってよい様な状態でしたが、経済効果という点では「けいおん!」が独走ぽいなー。http://www.cyzo.com/2009/06/post_2244.html「東のエデン」は、これから思想史的にはかなり重要なポ…
「insiderivers」、で登録してあります。確かにブログやmixi日記よりも気軽に書き込めるし、人との繋がり方もスムーズで、自由度が高く感じます。書き込む上でストレスがないですね。
僕が今住んでるシェアハウスから生放送の予定です。 時間のある方はのぞいてみて下さい。 そして感想などを聞かせてくれると助かります。