渋谷、サウンドデモ。この祝祭。

もうすでにデモとして定着した感のあるサウンド・デモ。
プレカリアートの祭りとして、これほど感覚のフィットする表象形態は珍しいのではないでしょうか。

近代化の中で時間・空間が均質化していく流れの中で形骸化してきた旧来の祝祭。
それはポストモダン期に入り、「小さな祭り」の連発という形を取り、分散されてきたというのだが、その小さな祭りだけでは不足な感覚が、今、この世の中を包んでいるのかもしれない。