書評

【書評】「熟議を未来につなげていく」、『それをお金で買いますか』(マイケル・サンデル 著)

リンクです。http://miraikairo.com/?p=167

【書評】「溺れることに溺れる」、『AMEBIC』(金原ひとみ 著)

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【書評】「全身運動」の時代へ、『計画と無計画のあいだ』(三島邦弘 著)

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【書評】〈動物になること〉へ向かう倫理、『暇と退屈の倫理学』(國分功一郎 著)

こちらにも、リンク貼ってきまーす。http://miraikairo.com/?p=143

もうひとつの民主主義の可能性、『一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル』(東浩紀 著)

近年、情報技術の発達によって可能になった情報速度や人の繋がりが、社会的なうねりとなって有効に機能している、ということがよく言われている。例えば、中東などで起こっている市民革命の盛り上がりにその影響を指摘する論調も多い。そのこともあり、情報…

同時代に生きてることを繋いでいく、『東京演劇現在形 ー8人の新進作家たちとの対話』(岩城京子 編著)

様々な媒体、例えば、音楽、映画、ネット。 現在、それらはデータとして、広く国境を超えて流通させることができる。そのような情報環境は、演劇というメディアにとってなかなか困難な時代にあるのかもしれない。データ化し流通してしまう形では演劇と呼ぶこ…

『新・現代思想講義 ナショナリズムは悪なのか』(萱野稔人 著)、問われざる前提としての「ナショナリズム」について。

ナショナリズムという概念を自らの思想体系の中でどう位置づけるか。それは日本における人文思想系のコミュニティにおける承認の基準になっています。つまり、「ナショナリズムか反ナショナリズムか」という2項対立の中で世界が動いていることが重要な軸と…

『絶望の国の幸福な若者たち』(古市憲寿 著)と希望の話。

社会学者、古市憲寿さんの新著『絶望の国の幸福な若者たち』を読みました。書かれるべくして書かれた書籍、そんな感想です。 僕の中に散乱していた幾つかの点が結ばれ線となり、さらに面が示唆されたように思います。この本は以下のような主張から始まります…

2011-04-07 『ミニコミ2.0』の衝撃と『未来回路』について。

「マスコミ」も「ミニコミ」もこれからのコンテンツ産業を考えるにあたって必読の書なのではないでしょか。これだけ豪華な論客たちの議論をぶれない軸で編集しています。いわゆる素人っぽい甘さを一切感じさせません。ほんとうにすばらしい。大袈裟な表現に…

『平成幸福論ノート〜変容する社会と「安定志向の罠」〜』(田中恵理子著)を読んで考えたこと。

詩人、水無田気流さんの社会学者としての著作です。 日本において、高度成長期に形作られた幸福感を実現することが困難な状態になっているのにも関わらず、時代の変化に伴い変わっていく構造に抵抗する形で「過去の成功」に依存する状況が日本にはあり、そし…